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電子書籍『EU AI Act時代のAI実装ギャップ』をZennで公開しました

株式会社GhostDrift数理研究所は、Zennにて電子書籍『EU AI Act時代のAI実装ギャップ――ADICで埋める判断証跡の空白』を公開しました。

この数年で、EU AI Act、NIST AI RMF、ISO/IEC 42001、日本のAI事業者ガイドラインなど、AIに関する規制と標準は一気に出揃いました。ですが、それらを読み込んでも、現場にはなお一つの問いが残ります。AIが実際に判断を下す瞬間に、その前提・根拠・通過条件・責任移転点を、後から第三者が再現できる形でどう残すのか。本書は、この空白を「AI実装ギャップ」と捉え、その実装層をどう考えるべきかを整理した一冊です。

本書の立場は明確です。ADICは、EU AI Actの代替でも、NIST AI RMFの代替でも、ISO/IEC 42001の代替でもありません。規制と標準が必要であることを前提に、そのうえでなお残る「各判断の現場で何を残すべきか」という層をどう埋めるかを論じています。

今回公開したのは先行公開版です。第1章から第8章までで、AI規制と標準の全体像、各枠組みが扱うことと扱わないこと、そしてADICがどこを埋める技術なのかを整理しました。第9章・第10章では、高責任領域での具体的な適用像と、ADICの最終的な社会的ポジションを扱う予定です。

AIガバナンスは、理念や原則だけでは閉じません。また、ログを残しているというだけでも閉じません。これから問われるのは、規制対応を実運用に変えるために、判断の証跡をどのような構造で残すのかです。本書が、その議論の土台になれば幸いです。



 
 
 

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