GhostDrift Finite-Closure Kernel v1 を Kaggle に公開しました
- kanna qed
- 12月7日
- 読了時間: 3分
こんにちは、GhostDrift 数理研究所です。
素数重力 OS やエネルギー制御 OS の「心臓部」として作ってきたFinite-Closure Kernel(有限閉包カーネル)を、ついに Kaggle 上で公開しました。
無限をそのまま扱わず、必ず有限の窓と有理数だけで「この時系列は安全か?」をチェックするためのカーネルです。
この記事では、
何を公開したのか
どこから触れるのか
どんな人に役立つのか
をざっくりまとめます。

1. 何を公開したのか
今回公開したのは次の 3 点です。
Finite-Closure Kernel のコア実装(Python ファイル)
サンプル定数テーブル(Σ1 型の有理数定数)
30 秒で動かせる Kaggle Notebook と 20 秒デモ動画
Kaggle Dataset(コア実装)
GhostDrift Finite-Closure Kernel v1(core)https://www.kaggle.com/datasets/a0087950/ghostdrift-finite-closure-kernel-v1
この Dataset には、
ghostdrift_finite_closure_kernel_v1.py(カーネル本体)
example_constants_pg_delta.json(サンプル定数テーブル)
が入っています。私たちの Notebook からこの Dataset を Input として読み込めば、そのまま evaluate_kernel を使えます。
Kaggle Notebook(30 秒クイックスタート)
Thirty-second Quick Start Notebookhttps://www.kaggle.com/code/a0087950/notebook9f8216d23c
こちらは
3 点インパルス信号で最小デモ
Yukawa ウィンドウの可視化
Σ1 台帳(ledger)の先頭行を表として表示
わざと定数を壊して「RED バッジ」を出すストレステスト
PrimeOS / EnergyOS 風のシンプルな応用デモ
まで一気に入っている「お試し用ノート」です。
2. 20 秒デモ動画
YouTube: GhostDrift Finite Closure Kernel v1 – 20s Demohttps://www.youtube.com/watch?v=QdMMQIs8PTk
動画の中でやっていることは、とてもシンプルです。
Notebook 風のセルで 1 行だけ実行
delta_pos_hat が正になり、グリーンバッジが点灯
その下で、全計算ステップが Sigma-1 形式の台帳としてスクロール表示される
つまり、
「計算はブラックボックスではなく、 すべてのステップが有理数区間として残っている」
ということを、20 秒でイメージできるようにしたものです。
3. Finite-Closure Kernel で何が嬉しいのか
このカーネルは、単なるフィルタではなく
無限区間の積分や「無限の尾」を、有限の窓と有理数に切り落として扱う
その上で、安定性マージン delta_pos が本当に「正」かどうかを、台帳付きで証明する
ためのエンジンです。
想定しているユースケースは、例えばこんな領域です。
エネルギーグリッドの安定性評価(周波数偏差や需給残差の時系列)
金融リスクモデル(ボラティリティやストレスシナリオの応答)
素数ギャップや Chebyshev 関数の差分など、数論系の時系列
ESG リスクやスコアの時系列の「意味的な安定性」を測りたいケース
要するに、
「このシステムは、有限な範囲でちゃんと閉じていて、 その中で安全マージンが残っていると言い切れるか?」
を、口約束ではなく数理的に言いたい人向けのカーネルです。
4. どうやって試せばいいか
一番カンタンな流れは次の通りです。
Kaggle アカウントを作る(既にあれば不要)
上記 Dataset を自分の Notebook に Input として追加
Quick Start Notebook を「Copy and Edit」して、自分のデータに差し替える
signal = [...] の部分に、自分の時系列をそのまま入れて実行
show_kernel_summary(result) を呼ぶと
signal の長さ
ledger のステップ数
delta_pos の有理解区間
Green Badge / Red Badge
が一気に表示されます。
5. キーワードと今後の展開
今回の公開に関連するキーワードはこんな感じです。
GhostDrift
Finite Closure(有限閉包)
delta_pos(安全マージン)
ADIC(Arithmetic Digital Integrity Certificate)
Kaggle
Time series safety
Energy grid
Prime numbers
今後は、
エネルギー制御 OS
素数重力 OS
ESG × GhostDrift × ADIC の「楽しい透明化デモ」
などと結びつけながら、「有限閉包 × Σ1 台帳」の世界を、もう少しずつ開いていく予定です。
もし Kaggle 上で触ってみて、「ここをこうしたい」「この領域でも使えそう」などあれば、コメントや SNS でフィードバックをもらえると、とても励みになります。
GhostDrift 数理研究所としては、



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